こんにちは、フリーランス管理栄養士のいしもとめぐみです。
このブログでは
・日本ワインに興味があるんだけど、どれを飲んだらいいかわからない
・日本ワインに合わせるおつまみって何がいい?
という人に向けて「今度の週末、これ飲んで!」というおすすめ日本ワインと、いっしょに食べたいおつまみレシピを紹介します。
今回はおすすめ日本ワインココファームワイナリー こころぜ2019に合わせたい3つ目のおつまみさといもの素揚げと梅ソースのレシピを紹介します。
合わせてココファームワイナリーさんについても紹介します。
秋の味覚をまるごと味わえるおつまみと、ほっこり落ち着けるワインをお楽しみください。
こころぜ2019 スペック表&テイスティングコメント
ワインのスペック表とテイスティングコメントはこちらの投稿をご覧ください↓
ココファームワイナリーってどんなワイナリー?②
前回、ココファームワイナリーさんのブドウは、こころみ学園の生徒さんが育てているという話をしました。
栃木県にあるココファームワイナリーさんの自社畑は6ha。
マスカット・ベーリーA、リースリング・リオン、ノートン、プティ・マンサンといった品種を育てています。
しかしワイナリーの栽培スタッフ3名で、車両や重機を入れることができない山の急斜面にある畑のすみずみまで、きめ細やかな世話をするのは難しいところ。
畑作り、ブドウ作りになくてはならない存在が、やはりこころみ学園の生徒さんなのです。
普通は生食用ブドウにしか行わないブドウの房への傘かけを、一房一房、丁寧に行っています。
ココファームワイナリーさんでは野生酵母を使ってワインを発酵させていますが、そのときに大切なのが選果。
未熟な実や傷んだ部分を取りのぞき、健全な実を使うことで、発酵がスムーズに進むようです。
その選果にも生徒さんが協力し、細やかな作業を行っているそうです。
ココファームワイナリーさんでは、畑としている山の急斜面を利用して、日当たりなどを考慮し、頂上付近にベーリーA、その下にリースリング・リオンとノートン、1番下にプティ・マンサンを植えています。
ノートンやプティ・マンサンは日本ではあまり聞かれない品種。
あえてそのようなブドウを選んでいるのは、適地適品種の考えがあるためです。
作りたいブドウを栽培するのではなく、土地に合った品種を選ぶ。
伸び伸びと成長したブドウはよい実をつけ、質の高いブドウからはよいワインが作れる。
メジャーな品種であれば消費者も手が伸びやすく、需要は高いでしょう。
しかし土地のよさを最大限に活かした、質が高いワインが作れるとは言いきれません。
高い品質のワインを求めるからこそ、土地に合った品種選びにこだわっているのです。
ノートンやプティ・マンサンを育ててワインを作っている日本のワイナリーさんを、わたしはほかにあまり知りません。
だから「あ、ココファームさんの品種!」というイメージがついていて、ココファームワイナリーさんの特徴や個性になっているなぁ、と思います😊
さといもの素揚げと梅ソース レシピ
では、ココファームワイナリーさんのこころぜ2019に合わせたい本日のレシピを紹介します!
さといもは低い温度で揚げると、ねっとりほっくりおいしく食べられるんです😊
しかも皮ごといただけちゃいます!
こころぜ2019の色と味わいに合わせて、簡単な梅ソースを添えてみました。
油はねしないポイントもお伝えするので、ぜひ作ってみてください!
エネルギー・糖質・塩分量・栄養素
【1人分】
エネルギー:139kcal
糖質:16.2g
食塩相当量:2.0g
エネルギーが高そうなイメージがある揚げ物。
衣が分厚くなるほど吸う油の量は多くなるので、衣をつけない素揚げのエネルギーは、揚げ物の中でも低いんです!
逆にしっかり衣をからめる天ぷらは、エネルギーが高くなります。
表面積が大きい方が油を吸うので、かき揚げはエネルギーが高めです。
今回のレシピのように食材のカットの回数を減らしたり、丸ごと揚げたりすると、表面積を小さくおさえられるので、吸う油の量も少なくなります。
揚げ物だから全部高カロリー!太る!ではありません。
上手に調理して、おいしく食べてくださいね。
材料
【2人分】
さといも 5個
梅干し 1個
●酒 大さじ1/2
●みりん 大さじ1/2
塩 適量
揚げ油 適量
作り方
①●を耐熱容器に合わせて、600wの電子レンジに10秒かけ、アルコールをとばす。
②梅干しは種を取りのぞき、包丁でたたいてペースト状にする。粗熱が取れた①と混ぜ合わせておく。
③さといもをよく洗って、泥や厚めの皮を取りのぞき、水気を拭きとる。大きいものはカットして、さといものサイズをそろえる。
④230℃のトースターで3分加熱し、表面の水分をとばす。
⑤鍋に④を入れ、ひたひたになるまで油をそそぐ。鍋を加熱して、120℃で15〜20分くらい揚げる。
⑥つまようじがすっと通るくらいやわらかくなったら網にあげて、熱いうちに軽く塩をふる。皿に盛りつけて②の梅ソースをかける。
・さといもは皮をむかずに、そのまま揚げて大丈夫です。しかし分厚い皮が口の中に残ってしまう場合があるので、手でむけるような皮は取りのぞいておくとよいです。わたしはミニサイズの亀の子たわしでこすっています!
・さといもの表面に水分が残っていると、油がはねる原因になります。水気をよく拭きとり、トースターで加熱して水分を飛ばしておくことで、油はねなく調理できます。
・さといもは冷たい油から揚げてください。ゆっくり温度を上げてじっくり火を通すことで、中心までしっかり加熱できます。
こころぜ2019との相性は?
さといもの、あえて残した皮のパリッとした食感と、中のほくっとろっとした食感の違いが楽しいおつまみです。
梅ソースの色合いがこころぜ2019にぴったりですね🎶
土っぽさを感じるさといもの皮と、ワインの少し野生的な香りが重なって、おつまみとワインが近づきます。
大人びた味わいのワインなので、根菜の素揚げのような素朴な味のおつまみがよく合います。
ワインよりも梅ソースのほうが、甘みや酸味が強め。
相対的に、こころぜ2019の味わいはぐっと落ち着いて感じます。
こころぜ2019は、落ち着いた雰囲気や大地を感じる味わいがすてきなワインです。
秋のお家ごはんといっしょに、ぜひ味わってみてください。
今日も日本ワインとおいしいごはんで、ゆるりと楽しい時間をすごしてくださいね。
ではでは。