こんにちは、いしもとめぐみです。
このブログでは
・日本ワインに興味があるんだけど、どれを飲んだらいいかわからない
・日本ワインに合わせるおつまみって何がいい?
という人に向けて、「今度の週末、これ飲んで!」という日本ワインと
いっしょに食べたいおつまみレシピを紹介します。
前回に引き続きタケダワイナリー ルージュ2020に合わせたい
おつまみレシピを紹介します。
今回のおつまみはごぼうと豚肉のきんぴらです。
ワインのスペック表とテイスティングコメントは前回の投稿をご覧ください↓
今回はタケダワイナリーさんについて、ちょっとお話ししますね。
タケダワイナリーさんの歴史は古く、はじめてワインをリリースしたのは1920年。
(このときはまだタケダワイナリーとは名乗っておらず、前身となる食品工場でした)
現在の代表(栽培・醸造責任者 兼 代表取締役社長)岸平典子さんで5代目になります。
ワイナリー創設以前から武田家は農作物の栽培をしていましたが
日持ちする加工品として目をつけたのがワインでした。
ブドウ栽培をしていたからワインを作ろう、と思ったのではなく
ワインを作りたい、という思いからブドウ栽培を始めたんですね。
岸平典子さんのお父様、武田重信さんはフランス・ボルドーの土壌を調査し
自社畑の土壌改良に着手します。
その甲斐あって、タケダワイナリーのワインの品質は向上し、
日本ではじめての本格的なシャンパーニュ製法での
スパークリングワインの製造にも成功します。
それを支えていたのが岸平典子さんのお兄様、伸一さんでした。
伸一さんはフランスで3年間ブドウの栽培と醸造を学び、
その知識と経験を日本でのワイン造りに活かしていました。
現代表の典子さんも伸一さんの帰国後フランスへ渡ってワイン造りを学び、
帰国後はお父様、お兄様とともに栽培・醸造に従事されていました。
ところが突然、家業を継ぐはずだった伸一さんが亡くなってしまいます。
典子さんはワイナリーを継ぐ決心をして、タケダワイナリー5代目の代表となりました。
ワインの品質を守るだけでなく、土壌・気候の特性を活かしたより良いワイン造りを
模索しながら、さらに次の代へとつなげようとされています。
わたしは日本ワインの歴史について浅薄な知識しか持ち合わせていませんが、
国内でここまで伝統あるワイナリーは少ないのでは、と思います。
ワイナリーがたどってきた時間に思いをはせると
ワインの味わいもまた変わってきますね😌
タケダワイナリーさんのサイトはこちらです。
ワイナリーの歴史についても、より詳しく紹介されています。
では、今回のレシピを紹介します。
ルージュ2020は割としっかり濃い味わいがすることから、
味わいが強めの野菜であるごぼうをメインに、旨味を補うために豚肉を少し使いました。
飲んだときの主張は強くありませんが、
しょうゆ味に合うと言われるマスカット・ベーリーAを使っているので
甘辛いきんぴらにしてみました。
ごぼうと豚肉のきんぴら
材料(2人前)
ごぼう 1本
豚もも肉 50g
●酒 大さじ1
●みりん 大さじ1
●しょうゆ 大さじ1と1/2
輪切りとうがらし 小さじ1/3
ごま油 大さじ1
白すりごま 小さじ1
作り方
①よく洗って土を落としたごぼうを、4cm長さの輪切りにする。ごぼうの繊維にそうように、太さ3mm程度の棒状に切る(下記ポイント参照)。豚肉は幅1cm程度の細切りにする。●を混ぜ合わせておく。
②フライパンにごま油ととうがらしを入れて火をつける。中火で加熱し、ごぼうを加えて炒める。ごぼうに油がまわったら、ごぼうをフライパンの手前によせて、あいたところに豚もも肉を入れて炒める。
③豚肉の色が変わったら、豚肉とごぼうを一緒にして全体を炒め合わせる。いったん火を止めて●を加え、再び火をつけて中火で加熱しながら、調味料が全体にまわるように炒める。
④ジュージューという音が強くなり、汁気がなくなってきたら、白すりごまを加えて全体を混ぜ、皿に盛りつける。
・ごぼうは、歯ごたえを出すために繊維にそって切ります。ごぼうの端3mm程度を切り落とし(①)、切り落として平になった面を下にして、3mm程度の厚さに切ります(②)。厚めのスライスになったごぼうを、さらに3mm程度の棒状に切るとやりやすいです。
ごぼうの土の香りやしっかりした歯ごたえが、
ルージュ2020の濃いめの味わいによく合います😊
赤ワインに甘辛いきんぴら、おすすめです!
よかったら、今回のワインとおつまみレシピを楽しんでみてください🌟
今日も日本ワインとおいしいごはんで、ゆるりと楽しい時間をすごしてくださいね。
ではでは。